夢を追いかけて:MLSの木島萌生(きじま・ほうせい)選手との対話

「普通のことだけやっていたら、普通の結果しか出ない。」 – 木島萌生選手

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Discover Your Starでは、普段はSTEMの分野で革新を起こしている科学者や研究者、起業家に焦点を当てていますが、今回はちょっと違った試みです。

今日はプロのアスリートにスポットを当てたいと思います。インタビューしたのは、アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)のチーム、D.C.ユナイテッドでプレーしているプロサッカー選手、木島 萌生 (きじま・ほうせい) 選手です。

なぜサッカー選手?

「STEMをテーマにしたブログで、どうしてスポーツ選手のインタビューを?」と読者の皆さんは思われるかもしれません。

これまでのブログ記事を読んで、既にご存知の方もいるかと思いますが、僕たちは大のサッカー好きで、サッカーに情熱を持っています。大学進学を考える中で、学業とスポーツを両立させてきた選手とぜひお話ししたいと思ってきました。今回のインタビューは、昔のコーチがとりもってくれたおかげで実現しました。

木島選手はただのプロ選手ではありません。MLSクラブで重要な選手として活躍中です。つい先日も、テレビで木島選手が大活躍して、ゴールを決めるシーンを見ました!

実際に木島選手とお話してみて、これまでの科学者や発明家の人たちへのインタビューと、共通するテーマがあることに気づきました。それが何かというと、成功はマインドセットにかかっているということです。

好奇心を持ち、問題解決に取り組み、失敗を乗り越える力。こうしたことは、これまでインタビューしてきた科学者や起業家たちと共通していました。この認識を得て、僕は、木島選手のサッカーや人生に対する考え方を、ぜひ読者の皆さんと共有したいと思いました。

木島選手について

インタビューの内容に入る前に、簡単に木島選手のプロフィールを紹介したいと思います。

木島選手は、22歳のD.C.ユナイテッドのミッドフィールダーで、日本で育ち、高校時代はフロリダのIMGアカデミーでトレーニングを積みました。その後、米国でも一流の大学サッカープログラムであるウェイクフォレスト大学に進学して活躍しました

最初のプロチームはセントルイスシティSCで、ここで10ヶ月間プレーした後、昨年12月にD.C.ユナイテッドに移籍しました。

対談では、サッカー戦術やプレミアリーグのフォーメーションの進化についてなど、かなり突っ込んだサッカーの話を多くしましたが、このブログではそのようなテクニカルな話ではなく、成功やマインドセットに関する核心的な教訓をシェアしたいと思います。

これらの教訓は、サッカー選手としてだけでなく、STEM分野でキャリアを模索しているティーンズにとっても共感できるテーマだと思います。

木島選手から学んだ大事な教訓

木島選手とお話しして、特に心に残ったのは、次の3点でした。

🔹 何事にも全力投球すること
🔹 他人の意見ではなく、自分の成長に焦点を当てること
🔹 自己認識から来る、モチベーションの源を見つけること

それでは、これからこれらの点を見ていきましょう。

大学で学業とサッカーの両立について質問したとき、木島選手の答えはシンプルでした。

「学業とサッカーのバランスをどのようにして取ろうかとは考えなかったです。ただ、どちらも全力で取り組んだだけです。」

木島選手は、大学で学業とスポーツの間で優先順位をつけようとは考えなかったそうです。むしろ、どちらにも挑戦し、言い訳せずに全力で取り組むことを主眼としていたそうです。

木島選手のサッカートレーニングは、一般的な練習の領域を超えていました。例えば、

🐰 木島選手は、チームのパーティーのあと、たとえ午前1時でも、完全な暗闇の中、フィールドで練習したといいます。
🐰 ボールタッチを向上させるためには、目隠しをして練習しました。
🐰 試合への準備では、メンタルビジュアライゼーションを活用していました。

彼の哲学はこうです。

「普通のことだけやっていたら、普通の結果しか出ない。」

この考え方が、彼をフィールドで、たとえ他に自分より大きな選手がいようと、自分が最速のプレーヤーでなかろうと、常に成長し続けられた理由だそうです。

ウェイクフォレスト大学での1年目は計画通りにいきませんでした。シーズン開始早々、先発メンバーのポジションを失ったそうです。けれども、木島選手はそのことに執着せず、トレーニングを倍にしてポジションを確保するべく取り組みました。

そして、2年目には再び先発メンバーとして復帰しました。木島選手は、当時の心境をこう語ってくださいました。

「誰かに間違っていることを証明したかったわけではなく、自分ができるということを証明したかったんです。」

多くのアスリートは、試合前に気持ちを鼓舞する方法を取りますが、木島選手は逆のアプローチを取ります。彼のやり方はというと、

「リラックスするだけ。あまりにハイになりすぎると、コントロールを失ってしまう。自分のトレーニングを信じて、ただ試合の流れに身を任せるようにしています。」

準備ができていれば、緊張は必要ない、とコメントされていました。

モチベーションをどう維持しているのか尋ねたところ、木島選手の答えは即答でした。

「モチベーションは特に必要ありません。なぜなら、サッカーが大好きだからです。他に理由はいりません。」

対談で伺ったお話から、木島選手が多くの時間と努力をゲームの向上に注いでいることは明らかでした。ですが、彼曰く、決して無理して頑張っているわけではないそうです。サッカーが好きだから、自然と練習や向上心が生まれてくるとのことでした。

この質問に対する答えは、たった一言でした。

「何もない。」

僕たちはこの回答に驚き、どういうことですか?と、さらに尋ねました。すると、木島選手はこう説明してくれました。

成長は経験を通じて起こるものであり、これまでの自分の経験した失敗や苦しみ、挑戦のすべてが今の自分を作り上げている。だから、そのどれ1つも変えたいとは思わないと話してくださいました。

木島選手から学んだこと

対談を終えて感じたのは、木島選手は自分が何を求めているのかを非常によく理解していて、迷いがない、ということです。

僕が大学や卒業後すぐの自分の未来を描くとき、リサーチ、エンジニアリング、ビジネスのどれかを選んで、いずれかの道を歩むことになると思います。その道は、大学で4年間過ごし、その間インターンシップやプロジェクトに携わり、もしもサイエンティストの道を進むなら論文を書いて、またビジネスなら最初の見習いの経験を積んで…といった感じでしょうか。

しかし、木島選手は22歳ながらも、すでにプロサッカーの最高レベルで戦っています。22歳の年齢でも、彼は自分のマインドセットを完全にコントロールし、日々前進し続けています。

木島選手と話していて、僕は、サム・アルトマン(OpenAI CEO)との会話を思い出しました。サムに人を雇うとき何を重視するか尋ねたところ、答えは一言「ドライブ」。モチベーションについて尋ねると、「発見」とこれまた、短く、即答でした。

木島選手とサムはまったく異なる分野で活躍していますが、二人とも自己認識と自己管理に長けていて、自分にとって何が重要かをはっきりと理解して、それらを中心に生活を組み立てていると感じました。目標に集中し、少しずつ毎日改善していく。それが、彼らが若くして成功している秘訣だと思いました。

成功のカギは?自己認識の強さ

木島選手との対談で僕が学んだことは、成功とは才能だけではなく、ましてや効率よく進む道を探すことではない、ということです。成功は、それぞれの人のマインドセット、コミットメント、そして普通の範囲を超えて挑戦するかどうか、にかかっています。

結局、真の力は、自分が何を求めているのかを知り、それに全力で取り組むことから生まれるんですね。

インタビューが終わった後、僕とクレイグのテンションは上がりっぱなしでした。プロ選手と大好きなサッカーについて話せたことが本当に嬉しかったです。

僕は、現時点ではプロのサッカー選手になることを夢みていませんが(小学生の時はそう確信していましたが)、今回の木島選手との対談で、彼のサッカーに対するコミットメントとマインドセットを知り、とても勉強になりました。そして、僕のこれまでのサッカーの旅路が、とても自分にとって価値あるものであったと実感しました。そしてサッカーは、これからどんな進路を選んだとしても、僕にとって大きな影響を与え続けるだろう改めて思いました。

次回の予告

次回のブログでは、JAXAの浜崎敬(はまざき・たかし)さんとのインタビューをレポートします。

それでは、また!
トーマス

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