Open AIのサム・アルトマンが示唆するAIの可能性—創造性の壁は超えられるのか?

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今日のブログは、予告どおり、OpenAICEO、サム・アルトマン氏に最近したインタビューについてです。サムとの対話から得た重要なポイントを紹介します。

サム・アルトマンとの出会い:高校のつながり

サム・アルトマン氏が昨今のAIブームを牽引する重要人物である、という点では、皆さんもきっと同意見だと思います。今や、彼の名前をニュースで見ない日はありません。

そんな多忙な彼と、僕がどうやって話す機会を得たのか? そのことをまずお話ししたいと思います。

実は、サムは僕たちの高校の先輩です。そのことを知ったのは、2年前の学校の創立100周年記念イベントでした。そのイベントには、卒業生やその家族を含め、約2,000人が集まりましたが、サムはその中でも大きな注目を集める存在でした。サムはイベントのゲストスピーカーで、僕たち生徒は彼のスピーチを朝礼で間近に聞くことができました。

以来、サムは数回僕たちの学校を訪れており、その度にカジュアルな形で彼と交流する機会がありました。今、まさに世界をリードしている革新者の一人と、同じ部屋で、AIの話だけでなく未来について直接聞く機会を持てたことは夢のようでした。サムの話はとても刺激的でした。

2022年11月に、OpenAIがChatGPTを一般公開して直後、クレイグと僕は学校の親友たちと一緒にAIクラブを立ち上げました。僕たちは技術的にはさほど高度なプログラマーではありませんが、AIの可能性やAIが僕たちの未来にどんな影響を与えるのかに強い関心がありました。ちょうどその頃、学校では「AIが宿題に使われるのをどう防ぐか」という議論が交わされていましたが、僕たちはむしろ、AIの社会的・経済的影響について積極的に議論し、先生たちとも意見を交わすことに力を入れていました。

そうした活動が始まっている時に、サムの学校訪問がありました。僕たちAIクラブは、ラッキーにもサムと直接、個別に対話する機会があり、さらにOpenAIの新モデル であるo1とo3 を早期にテストする機会までももらうことができました。

僕たちにとって、サムはただのロールモデルではありません。彼は「北極星」のような存在なのです。

サムとの11の電話インタビュー

最近、僕はサムと1対1で電話インタビューをする機会がありました。

彼の超多忙なスケジュールを考えると、時間を割いてくれたことに本当に感謝しています。

これまでにも僕とクレイグは、多くの著名な科学者にインタビューをしてきました(このブログで紹介しています)。僕たちは、特に、AIが科学の進歩にどのように関わるのかに関心があるので、これまでのインタビューでもAIの進化について質問してきました。

すると、多くの科学者は口をそろえてこう言いました。

「AIは予想以上に早く、私たちの生活を変えていくだろう。」

しかし、同時に彼らはこうも言いました。

「それでも、人間の『好奇心』と『創造力』はAIに代替できない。」

この考えはとても印象的でしたが、同時に僕には、どうしても気になることがありました。それは、サムが以前語っていた、「2025年までに、独立した思考と労働ができるAIエージェントが登場するかもしれない。」という言葉でした。

もしそれが実現したら、果たして「好奇心」や「創造力」は本当に人間だけのものだろうか?僕はこの疑問を直接サムにぶつけたかったのです。

インタビューを終えてから、サムが僕と電話したその日、日本にいたとニュースで知りました。サムが僕にくれた電話が帰国直後だったのか、それとも日本からだったのか分かりませんが、彼の声はいつも通りの落ち着いたトーンで、僕たちの会話は始まりました。

サムとの会話の4つのテーマ

🔹 彼の原動力は何か
🔹 AIが医療に与える影響
🔹 AIは創造性を持ちうるのか
🔹 彼が採用時に最も重視する資質

では、一つずつ見ていきましょう。

彼の原動力は何か?

忙しいスケジュールの中で、サムの原動力となっているものは何ですか?」と聞くと、サムの答えはシンプルで、それは、

発見(DISCOVERY

でした。サムは、人の役に立つこと、そして大きな影響を与える何かに取り組むことがモチベーションなのだそうです。そして、科学的発見の最前線にいることは、ものすごくエキサイティングで面白いと話していました。彼の声から、彼の情熱が伝わってくるようでした。

AIの医療への影響

サムは、AIが医療においては、医師に替わるものではなく、医師の補助をする存在になると語りました。膨大なデータを分析し、診断の精度を向上させ、個別化医療を発展させることで、患者の治療成果が向上するという彼の考えは、これまでインタビューした科学者の多くが話していたことと一致していました。

AIは創造性を持てるのか?

そして僕の最大の関心事である、AIは創造性の壁は超えられるのか?という質問をサムにぶつけました。この問いにサムは長い間沈黙してから、「それはもうすぐ分かるよ」と答えました。サムの答えは、Yes/Noのはっきりとした回答ではありませんでしたが、この彼の答えを聞いて僕は、AIの可能性はまだまだ未知数なんだな、と改めて思いました。

サムが最も重視する資質

またサムに、社員を採用する際に最も重視する資質は何ですか?と尋ねると、彼は、

それは、ドライブ(Drive)だね、と答えて、意志の強さ、ビジョンを実行する力の大切さを強調していました。そして、単にアイデアを持つだけでなく、それを行動に移し、挑戦し続ける力が大切だと彼は語りました。

最後に

サムは、今回の対談でも、これまでと同じように、僕の質問に真摯に答えてくれました。僕は、彼の言葉を胸に、これからも自分の情熱を追い続けていきたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

次回は、2006年ノーベル賞受賞者のクレイグ・メロー博士とのインタビューをお届けします!

お楽しみに!

トーマス

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