寄付してもらったサッカーシューズをコロンビアへ
この週末で僕たちの高校サッカーシーズンが終わった。
皆仲良くて、自慢のチームだった。でも決勝戦で負けた。もっと僕が頑張れれば、もっとあの時こんなプレーができたら、あの時、あの時と言い出せばキリがないけれど、まだ悔しさが抜けきらないだけに、さまざまな後悔が押し寄せる。
高校の4年間、一緒にプレーしてくれた仲間に心からありがとうといいたい。僕にとってこの4年はかけがえのない時間だった。いい仲間にめぐまれた。高校の仲間とやるサッカーには、クラブサッカーとはまた違う楽しさがある。本当にみんなありがとう。
5歳の時に、幼稚園の園庭で友達がサッカーゴールにシュートするのを目にして、「なんてかっこいいんだ、僕もやりたい!」と思ったのが、サッカーを始めるきっかけだった。それから13年間、ただただ夢中にやってきた。
パスが通り、思ったようにシュートが繰り出せた時、相手を騙す動きで相手をかわして打ち出したボールが仲間の足元にばっちりはまって、それがシュートにつながった時、またそれをチームメートと喜び合う時、胸が高鳴る。あの高揚を追い求めて、うまくなろうとひたすらやってきた。
でも長いサッカー年数の中、悔しいこともたくさんあった。涙したこともたくさんあった。でもいつも悔しい試合に負けた時、その悔しい思いは、とことん72時間だけ味わって、あとは何が悪かったか、次はどうするか、はっきりと決めたら、次へいくと決めている。なぜなら、僕のサッカー人生はこれからも続くから。もっと上手くなりたいから。このあともすぐクラブサッカーのシーズンが待っている。
ただ今日はちょっと例外。だって、まだその72時間のリカバリー猶予期間中だから、せいぜい振り返りたい。
僕たちは、自分たちの高校サッカーの終わりを記念するという意味も含めて、足が大きくなって履けなくなったクリーツ、友達から寄付してもらったクリーツ、これらを集めて中南米のコロンビアに送り出します!
これまで集めたクリーツは、きれいに手洗いして、天日に干して、すり減った敷皮もピカピカの新しいのに入れ替えて、送るための準備をしてきた。先週、家族の友人から紹介してもらったコロンビアの学校の校長先生から、クリーツを引き取る準備が整ったと知らせを受けた。だから近く、このコロンビアの学校にクリーツを送る予定だ。
僕たちのクリーツは、恵まれない子供達にサッカーを教えるプログラムを運営しているコーチに渡してもらえることになっている。これらの靴に第2の生きる道が待っているのかと思うと、なんとしても届けたいと思う。新しいオーナーは、きっと僕たちが大事にはいてきたクリーツをまた大事にはいてくれるだろう。
今日はまだ気持ちが昂って、想いが溢れてきて、うじうじ書いてしまいそうだから、これでおしまい。次回は、元気になって、みんなを鼓舞するようなメッセージを送りだすよ!
秋のスポーツをまだ勝ち進んでいる君、頑張れ!またシーズンが終わった君、ご苦労さま。少しだけ休憩しよう。そう、また強く成長するために。
With Love,
Thomas